
摘蕾(てきらい)・摘果(てきか)
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摘蕾や摘果は果実の数を制限することにより,1つづつの果実により多くの栄養がいき届くようにすることです。そうすることにより,1つ1つの果実が大きく,よりおいしくなります。
- 言葉のとおり,摘蕾は蕾(つぼみ)を取ってしまうことで,
摘果とは実が小さいうちに取ってしまうこと,
その他に,花が咲いているうちに摘み取る,摘花(てきか)があります。
- 効果が高いのは,早く取る摘蕾ですが,摘果は果実の善し悪しを見てから取ることができるので,効率的です。
- それぞれメリット,デメリットがあるので,組み合わせて作業するのが普通です。
- あわせて,せん定や肥料やりもしっかりすることが大切です。
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<カキの摘蕾> |
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- カキは摘蕾するのがよいでしょう。完全甘柿や,渋柿は受粉の心配がなく,蕾が実になる確率が高いので,取りやすい蕾のうちに取ってしまいます。
- 指で押すと簡単に取れます。
- 1つの枝に2〜5個の蕾がつきます。中程の2個を残します。枝の混み具合によって違います。せん定は枝同士が当たらないくらいにはしましょう。
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<リンゴの摘果> |
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- りんごは1つの芽から5〜7つくらいの花が咲きます。受粉状況や果実の状態を見てから行う摘果が良いでしょう。
- 残す果実は中央よりの大きいものです。1カ所に1果とします。
- 写真は見にくいですが,黄色の線が果実の軸になります。それぞれ1カ所にしたのが分かるでしょうか。
- 軸はやや固くなっているので,はさみで切り落としましょう。
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- 家庭菜園(果樹)の場合は,あまり気にせず(^o^)
- 成りすぎて果実が小さくなったときは,これらの作業をしましょう。
- 農業をしている人はこれらの作業を組み合わせてやっています。また,本に書いてある残す量の目安などは,農業(儲けるための果物づくり)を基準としているので,家庭菜園(果樹)には向かないときもあります。ご注意を。
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